1. なぜ「背中(胸椎)」が首痛の原因なのか?
首の痛みは、首そのものよりも「胸椎(きょうつい)」の動きの悪さから来ているケースがほとんどです。
構造の連動: 背骨は一本の鎖のようなもので、首(頚椎)の下には胸椎があります。
動きの代償: 胸椎は本来、回旋(ひねり)や前後への動きが得意な関節です。ここが硬まって動かなくなると、首がその分を過剰に動いて補おう(代償しよう)とします。
結果: 首の筋肉や関節に許容範囲を超える負担がかかり、痛みやコリが発生します。
2. 胸椎が硬くなるデメリット
胸椎が「丸まったまま」または「固まった状態」になると、以下のような悪循環に陥ります。
ストレートネックの助長: 胸椎が丸まると、頭を支えるために首が前に突き出ます。
呼吸が浅くなる: 肋骨と連動しているため、胸椎が硬いと肺が広がりにくく、首の呼吸補助筋が過剰に緊張します。
肩甲骨のフリーズ: 胸椎の動きが悪くなると肩甲骨も動かなくなり、首から肩にかけての筋膜がガチガチに固まります。
3. 解決のポイント
リザイア流の考え方では、首を揉むのではなく**「胸椎の伸展(伸ばす)と回旋(ひねる)」**を取り戻すことを重視します。
筋膜の癒着を剥がす: 胸周りや背中の筋膜を緩める。
胸椎の可動域を広げる: 固まった関節に動きをつける。
正しい姿勢の定着: 首に負担をかけない骨格の配置を作る。
院長のアドバイス
「首が痛いからといって首だけをマッサージするのは、火事の現場で煙だけを払っているようなもの。火元である『動かない背中(胸椎)』を改善しない限り、痛みは繰り返します。」