妻より:失くしたものと、見つけたもの
この一年、私は自分という人間を完全に
見失っていました。
家族を傷つけ、自分を呪い、ただ暗闇の中で暴れることしかできなかった私を、見捨てずにいてくれてありがとう。
「薬を減らしていこう」と決めたとき、本当は怖くてたまりませんでした。でも、薬の量を数えるのをやめ、自分の心と向き合い、一歩ずつ散歩に出る中で、私はようやく「自分の足で立つ感覚」を取り戻すことができました。
更年期は、私にとって人生の大きな嵐でした。でもその嵐のおかげで、当たり前だと思っていた家族の優しさが、どれほどかけがえのないものだったかに気づくことができました。
迷惑をかけた分、これからは一緒に笑う時間を、もっともっと大切にしていきたいです。
夫より:共に歩んだ、この道こそが宝物
「いつになったら終わるのか」と、
途方に暮れた夜が何度もありました。
家事や看病に追われ、時には君に厳しい言葉をぶつけてしまったこともあります。でも、それは君に「元の場所に戻ってきてほしい」という、私なりの必死な叫びでもありました。
大量の薬に頼るのをやめ、自分の力で治そうと前を向いた君の姿を、私は尊敬の念で見ていました。毎日一緒に歩いたあの散歩道は、辛い思い出ではなく、私たちが夫婦としてもう一度結び直された
大切な儀式のような時間だったと感じています。
暗闇はもう晴れました。
これからは、あの時の重い足取りではなく
軽やかな足取りで、二人でどこまでも
歩いていきましょう。
今日まで一緒に頑張ってくれて
本当にありがとう。
読者の皆様へ:感謝を込めて
最後まで私たちの不器用な歩みを読んでくださり、本当にありがとうございます。
この奮闘記を公開しようと思ったのは、かつての私たちと同じように、出口のない暗闇で立ち尽くしている誰かへ「独りじゃないよ」と伝えたかったからです。
今、もしあなたが、あるいはあなたの大切な人が更年期という嵐の中にいるのなら。
どうか、自分を責めないでください。
「何もできない」のではなく、今は「生きているだけで十分」な時期なのです。
私たちは、薬に頼り切る日々から抜け出し、少しずつ思考を変え、今日この笑顔にたどり着きました。
時間はかかるかもしれません。何度も戻ってしまうかもしれません。
それでも、隣に寄り添う人の手の温かさや
いつか抱くことになる新しい命の輝きが
必ずあなたを導いてくれます。
私たちの経験が、あなたの心に
小さな灯をともすことができたなら
これ以上の喜びはありません。
あなたの今日が、昨日よりもほんの少しだけ
穏やかな風に包まれますように。
心からの感謝と、精いっぱいのエールを込めて。
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