筋膜

筋膜とは、全身の筋肉を包み込んでいる膜です。

筋膜は層によって、浅筋膜、深筋膜があり、内蔵にも筋膜があります。筋膜は全身の組織を包み込んでいるだけでなく、組織間の結合を担う結合組織でもあると言われています。

筋膜にアプローチする施術では、筋膜リリースがよく知られていますが、当院では筋膜グリップテクニックを取り入れてます。
浅筋膜はもちろん、深筋膜にもアプローチでき、短時間で筋膜の癒着をはがす事が期待できます。

筋膜は全身に張り巡らされていて、尚且つそれぞれが複雑に影響しあっています。
痛みが出ている所が原因とは限りませんし、むしろ筋膜のつながりで見れば、離れた場所の筋膜の癒着が痛みの原因となる事もあるのではないでしょか。

筋膜グリップとの出会い

当院の基本施術は、りんぱ整体です。凝り固まった筋肉をゆっくり、じんわりほぐすことで筋肉が緩み、りんぱ、血液の流れが改善され痛みや疲れがほぐれます。
しかし、ひどい慢性のこりや痛みになると、ほぐすのにかなりの時間が掛かります。圧のかけかたも強弱を付けて緩ませていきます。
それでも中々改善出来ない方もおられます。
そのような方でも対応出来るように、手技の改良を模索しました。

そこで出会ったのが、筋膜グリップでした。
今までのりんぱ整体とは全く概念が違いました。そこで見たテクニックでは、{筋膜の癒着}に着目した施術でした。

早速、見よう見まねで私の身体を実験台に、副院長である妻に試させました。
結果、今までで体験したことのない感覚、ひとつの手技だけで腰痛が改善しました。
この一回の体験で筋膜グリップに
魅了されました。
困っているお客様を楽に出来るかもしれないと思い、筋膜グリップの習得を目指しました。

筋膜グリップ

筋膜グリップとは、筋膜を的確に捕らえて効率よく素早く癒着を剥がすテクニックです。
正確に筋膜を捕らえるには、特殊な手技、理論が必要です。

通常の揉みほぐしでは、偶然筋膜に当たっても的確なアプローチで筋膜に当てることは出来ません。
私も最初は映像を見て真似をしていましたが、
偶然当たる程度でした。

筋膜グリップは鈴木直之先生によって長い年月をかけて開発された、完成されたテクニックです。

特殊なロジックの1つとして、ライン施術が挙げられます。
筋膜グリップには筋膜ラインという考え方があります。
筋膜はそれぞれ繋がりがあり、影響し合う筋膜の繋がり(ライン)が存在しています。

筋膜グリップの施術前に、動作チェックをすることがありますが、
どのラインで問題があるか、ある程度絞り込むことで施術の組み立てが絞れるようになります。

筋膜グリップは脚から施術することが多いのですが、大きい筋肉の癒着を確認していくことが、
その先の癒着の解除に大きく影響して来るのです。

このように特殊なロジックをもって行う施術が筋膜グリップの特徴です。

お客様にとって、筋膜を捕らえられた感覚は独特の感覚がします。
よくお客様に
「ツンとした痛みがありますよ。」
と説明しています。
手を当てている間はツンとした痛みが有るのですが、
手を離すと痛みはありません。
これが筋膜グリップの特徴でもあります。

筋膜の癒着が取れると筋肉の滑走に明らかな変化が出ます。
揉みほぐしでかなり時間を掛けないと達成できない、緩んだ状態です。

順序よく施術する事で、全身の動きが改善されます。

是非お試しください。

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