慢性腰痛2

2020年08月03日 21:10
カテゴリ: 施術

先日、前の日にぎっくり腰になったと言う
お客様から連絡があり、様子をお聞きしたところ
歩くことは何とか出来るが、とても辛いご様子。

日曜日で医者もやっていない、何とかなりますか?との事でした。

痛めた状況を聞き、怪我ではなさそうなので
「医者ではないので治すことは出来ませんが、
施術しないよりは少しでも改善が出来れば。」と言う程度ですがと説明した所、施術してほしいとの事でしたので、お受けしました。

ご来店頂き、身体の状態を確認したところ、
ベットに横になるのも辛いご様子。体勢をを変えるのもやっとです。

このような状態ではうつ伏せの体勢は大概難しいです。
お客様の身体は全身硬直状態です。

ぎっくり腰の場合、全身疲労からなる各部の可動域減少で、腰の関節が必要以上動きすぎてしまう事で痛みが出るとも言われています。

激痛が起こると全身ロックが掛かった状態です。
痛みで緊張状態になり、神経が高ぶってしまいます。

仰向けに寝てもらい、痛い場所は極力触りません。

まずは神経の高ぶりを静めるためにお腹をさすります。しばらくするとカチカチだったお腹が緩んできました。

あとは少しずつ腰以外の関連した所を緩めていきます。筋膜グリップ施術がとても有効なのです。

仰向けから横向きに体勢を変えてもらい(このときはまだ痛い)サイド側の筋膜の癒着を緩めていきます。

太ももには大きな筋肉があり、筋膜の癒着もありました。
横向き両側終わった頃には、だいぶ痛みも改善されてうつ伏せになれました。

太ももの筋膜にアプローチして、ふくらはぎも緩めました。

ようやくここで腰に直接アプローチします。

最初に腰を触ったら多分逆効果でしょう。
痛みは訴えますが、筋肉は緩んできました。

施術を終えて、ベットから起き上がってもらうとき、かなり楽に動けるご様子。
あれ、動ける❗と喜んでおられました。

施術した私も思わぬ改善にびっくりでした。

ぎっくり腰は全身疲労と神経が高ぶっていて
ロックされた状態と言う知識と
整体をやって多数のお客様の身体に触れてきた感覚で思った以上の改善に繋がりました。

全ての方に有効とは言えませんが、自分の施術の方向性は間違っていなかったと実感しました。

筋膜グリップコースをお受けのお客様には、
このような流れで施術しています。


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